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転職で幸運引き寄せた経験
プロサッカーリーグのチーム運営会社で働くKさん(33)は、シーズン中の息つく暇もない忙しさから解放されて、オフの年末年始、つかの間の休暇を味わった。
06年度を振り返り、残念だったのは、チームが上位リーグへの昇格に一歩届かなかったこと。ただ、昇格の可能性という手ごたえを実感できたのは、過去の戦績を考えると、何より大きな収穫でもあった。
Kさんが、運営スタッフとして今の会社に転職したのは2年前。そこに至るまでにはちょっとしたドラマがあった。
彼は4年前まで人材系ベンチャー企業の営業マンだった。30歳を前に、かねての夢だった「スポーツの世界で働きたい」という思いが強くなり、スポーツ選手のマネジメント企業に転職した。
しかしその後、皮肉なことに、辞めた会社の社長がプロサッカーチームのオーナーに就任したのである。その話を聞いたときは、「えっ」と驚いたそうだ。Kさんは、社長から強く引きとめられたにもかかわらず、我を通し、会社を飛び出していた。
ただ、結果的にはスポーツ業界で働いた経験が運を引き寄せることになる。「力を貸してくれないか」。件(くだん)の社長が声をかけてくれたのだ。断る理由は何もなかった。
運営担当の仕事は、ホーム戦の場合、競技進行からボランティアマネジメントまで、幅広くかつ非常に責任が重い。最後のお客さんが帰るまで、細心の注意が求められ、うまく行って当たり前の世界だ。
すべてのアウエー戦にも選手と同行する。ホーム戦ほどの重圧はないが、移動の手段や宿泊の手配など気が抜けない。全国を回っても、食事は選手と同じメニューだから、地元料理を口にする機会もない。
唯一の不満は、「プロの前じゃ、恥ずかしくて好きなサッカーができないこと」。
Kさんの転職後、チームは確実に強くなったし、観客動員数も約2倍に伸びた。「僕の力じゃないですよ」と照れて笑うが、その表情は満足感であふれている。
(朝日新聞 1月27日)
こういう方の転職経験談って、とても勇気付けられますよね。
特に、未経験の業種への転職を目指して、期待と不安でいっぱいの人にとっては。
こういった経験談から勇気をもらって、自分自身の転職もがんばって成功させましょう。